はじめに

最近、あるCAD業務の自動化に関する相談を受けた。

内容としては、顧客から2D図面を受け取り、人間が3Dモデリングを行い、最終的に検図担当者がチェックする、という業務だった。

そして課題として挙がっていたのは、最終検図のコストが高いというものだった。

そこでチーム側では、

という方向で調査を進めていた。

これは全く悪い動きではない。

むしろ、具体的な技術を見に行かないと、見えてこない論点は多い。

しかし、この手の案件で非常によく起きる問題がある。

それは、「技術的にできそう」が、そのまま「この方向で解こう」に変わってしまうということだ。

生成AIや自動化案件では、このズレによってPoCが死ぬことが非常に多い。

ただし重要なのは、技術探索そのものが悪いわけではない、という点である。

大事なのは、技術で前に進みながら、問題設定に戻り続けることである。

今回は、その話を書いてみたい。