AIプロジェクトの要件定義は「問題設定」から始める

前提事項

1. 支配的な問題設定の確立

最も重要なのは、プロジェクトが解決すべき根本的な問題を明確に捉え、それに基づく成果の定義を行うことです。業務ドメインの深い理解をもとに、成果の指標や評価基準となる公式を作り込みます。

例えばコールセンターのAIプロジェクトなら「人的リソースを使わずに顧客問題をどれだけ解決できたか」を成果とすることが考えられます。

2. 探索プロセスに基づく評価設計

AIモデルの性能評価において、どの程度のデータ量を用い、どのように体系的に評価を行うかを計画します。評価対象は以下の観点を考慮します。

さらに、開発スコープに応じて評価するフェーズを検討することが大切です。自己完結的な大型モデルの構築に着手するのか、既存モデルのチューニングやデータセットの更新にフォーカスするのかを明確にします。案件によってはモデル構築自体は行わず、応用面の最適化に集中することもあります。

実用化に向けた問題設定の具体例

(コールセンタープロジェクト)

成果定義